当院における2006年1月~2012年12月迄の
  大腸癌、直腸癌の統計

 これは、私どもの施設での2006年1月から2012年12月まで6年間の、大腸、直腸癌の統計です。
 
年齢別にみると、50代、60代に多いのですが、20歳代の方にも、2人いらっしゃった。しかも、2人とも進行がんでした。30代のかたも20人いらっしゃって、そのうち8人の方は、進行がんでした。
若い方の排便時出血の場合、医療サイドも軽く見てしまって、痔でしょう、様子をみましょう、という場合がこれまでは多かったわけですが、今後は年齢を問わず、検査をすべきと考えます。
ただ、全体で見ますと、460人中184人は内視鏡で切除するという、簡単な治療法でおなかを切らずに、治っていますし、進行がんであっても、転移の無い段階で手術すれば、大腸がんの約85%、直腸がんの約80%は治りますので、治りやすいわけですから、何といっても早く見つけて、早く、治療することが大切です。
 
以上のことから、痔ということにして安易に考えるのは危ないし、以前から肛門の病気があって出血を繰り返している人は、変な意味で、出血に慣れてしまっていますので、体の悲鳴に気がつかず、手遅れになりかねない場合があります。
 
大切な家族のためにも、40歳を超えたら大腸内視鏡検査を定期的におこないましょう。