
胃内視鏡検査
gastroscopy
胃内視鏡検査
当院での胃内視鏡検査
内視鏡検査は検査室2室から3室を使用し複数医師で休日を除き毎日行っております。
込み合う場合でも、できる限り1か月以内に検査を予定するよう努めます。
内視鏡検査により、食道・胃・十二指腸の粘膜を肉眼的に観察しながら、組織診などで、がん・潰瘍・ポリープの診断をおこないます。
また、ピロリ菌は胃の中に住んでいて日本人の約半数に一人が持っているとされる細菌です。胃がん・慢性胃炎・胃潰瘍・十二指腸潰瘍の原因になります。
積極的にピロリ菌の検査と除去を行います。


胃も安楽な検査で
外来で胃の症状を訴えられる方に、胃カメラをお勧めすると、
「以前、とても辛い思いをしたので二度とやりたくない」と答えられる方が多くいらっしゃいます。
そこで当院では開院以来、この苦痛を刺激の少ない挿入法や咽頭麻酔の工夫、更には鎮静剤の注射によって軽減し、多くの感謝の言葉を戴いて参りました。
しかし、それでも若い方や喉の敏感な方では、どんなに充分に咽頭麻酔をしても知覚が完全に失われるのではありませんので、内視鏡が舌の付け根の舌根を通過する際、不快感を感じてしまいます。
ここで、一度「ウゲー」となりますと、しばらくは咽頭反射が続き非常に辛い思いをします。
こういう方には、いかに舌根部を刺激しないように食道に挿入するかが、楽な検査か否かの分かれ道です。
楽に検査を行う方法
1経鼻内視鏡
経鼻内視鏡は当院では、い ち早く導入しています。
経鼻内視鏡はスコープを鼻から挿入し、舌根に触れることなく食道に入っていきますので、咽頭反射が軽くなります。
当院で採用した経鼻内視鏡は超細径スコープ(GIF-1200N)で最端部径は5.4mm(従来のスコープは9.2mm)であります。
X-1システムで使用することにより、太いカメラ同党の解像度が得られます。
非常に細く咽頭反射が少なくなるので検査中の不快感を軽減することができます。
2鎮静剤の使用
鎮静剤にもいくつか種類があり、うとうと状態としっかり眠ったまま検査を行う方法があります。
反射が強かったり不安な方はしっかり眠ったまま検査を終了することも可能です。
使用する鎮静剤の種類によっては、咽頭や鼻に局所的に使用していた麻酔も使わずに口からでも苦痛なく検査することが可能です。
胃内視鏡検査の流れ
胃内視鏡検査の、検査日の決定から検査終了までの流れをご説明します。ここでの説明の項目は以下の通りです。
検査当日、薬剤使用の関係からご自身でお車を運転してご来院・ご帰宅されることは
禁止させていただいております。
検査日の決定に際して
検査日を決めていただく際に、ご留意いただく点をご説明いたします。
その1
検査前日の夕食は夜9時までに済ませていただく必要があります。
夜9時以降に食事をしてしまうと、検査時、胃内に食物残渣があり検査が十分に行えません
その2
検査当日の朝は、食事禁止となります。
水分は自宅を出るまで可能です(水、お茶のみ)
その4
検査は、経口から行う方法と経鼻から行う方法を選んでいただくことができます。
ただし、既往症他患者様の状況により当院で指定させていただく場合もあります
その5
検査時に鎮静剤(リラックスでき、少し眠くなる薬)のお注射を行います。
検査後も眠気が続く恐れがありますので、 お車でのご来院はご遠慮ください。
検査当日の準備と、検査の流れ
1. 検査前日の準備
検査前日の夕食は、夜9時までに済ませてください。
2. 検査当日の準備
検査当日の朝は、食事禁止です。また、ご自身でお車を運転してご来院いただくことはご遠慮ください。
(自宅を出るまで水、お茶のみ可能です。)
3. 検査
その1
貴重品・上着をロッカーにしまっていただきます。

その2
胃の中の泡を消す薬を飲んでいただきます。

その3
麻酔をかけます。(経口・経鼻により麻酔の方法が違います)
*”しっかり眠る方法”をご希望の方は不要です

その4
検査室に移動し、ご希望の方は鎮静剤の注射を行います 。
鎮静剤を注射するために血管を確保します。

その5
検査を開始します。

その6
検査後休憩室でお休みいただきます。

その7
結果説明後にお会計をしていただき、ご帰宅です。
*処置をしなければ、麻酔後1時間後から、飲食可能です。