尖圭コンジローマとは?
尖圭コンジローマの症状は?
症状としては、鶏のトサカのような淡紅色〜褐色のイボが肛門周辺に形成されます。初期には米粒ほどの小さな突起ですが、時間とともに増殖し、カリフラワー状の大きな塊になることもあります。
しこりの大きさや範囲は個人差があり、肛門の外側の皮膚だけに現れる場合もあれば、肛門の内部にまで広がるケースもあります。悪性化(がん化)することもあるため、適切な治療、定期的な経過観察が重要です。陰茎、特に亀頭部に発症することもあります。
尖圭コンジローマの原因は?
Sexによって感染することが多いのですが、原因不明で発症することもあります。
尖圭コンジローマの治療は?
薬物療法
専用の外用薬「ベセルナクリーム(一般名:イミキモド)」が使用されます。この薬は強力な作用を持つため、使用方法には注意が必要です。
塗布は週3回、就寝前に行い、翌朝にはしっかり洗い流すようにします。周囲の正常な皮膚に影響を与えないよう、患部にのみ慎重に塗布することが大切です。肉眼では確認できないほど小さな病変にも効果がある点が、この薬のメリットです。
ただし、副作用として肛門周辺の皮膚炎や表皮の剥がれなどの皮膚障害が起こることがあります。また、筋肉痛やインフルエンザのような発熱など、全身症状が現れる場合もあります。副作用が強く出た場合には、外科的な治療が検討されます。
外科的治療
主に以下の4つの方法があります。
① 電気焼灼法
高周波電気メスを使用して、病変部を焼灼する方法です。全タイプのコンジローマに対応可能です。
② 外科的切除
メスや剪刀(ハサミ)を使って、病変を直接切除する方法です。切除後に電気焼灼を併用することもよくあります。
③ 凍結療法(クライオセラピー)
液体窒素を用いて病変を凍結し、壊死させる方法です。皮膚科でよく行われる治療法で、小さな病変や数が少ない場合に適しています。肛門内や大きな病変には適応されません。複数回の治療が必要になることがあります。
尖圭コンジローマの注意点は?
治療期間中は性行為を控えることが重要です。サウナや大衆浴場の利用も避けましょう。また、タオルの共有によって感染が広がるリスクもあるため、タオル類は個別に使用するようにしてください。
肛門尖圭コンジローマは、他人に感染する可能性のある病気ですが、そのことを知らない方も少なくありません。特にパートナーへの感染率は高いため、症状がなくても専門医の診察を受けるよう促すことが大切です。
尖圭コンジローマの再発リスクは?
ウイルス(HPV)が原因のため、外科的治療で目に見える病変をすべて取り除いても、約30%の患者様に再発が見られるとされています。
再発が少数の場合には、外来診察時に追加の切除や焼灼による処置が可能です。ただし、稀に急速に病変が広がるケースもあり、複数回の切除が必要になることもあります。また、治療が完了したと思われる場合でも、術後半年ほどは経過観察が必要です。
混合感染の注意
HIVや梅毒などほかの性病と合併している場合もあり、検査が必要です。

肛門を中心に、小さないぼができ進行すると数を増しカリフラワー状となります。肛門の外側だけでなく、内部にもできることがあります。
この疾患は、ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染によって引き起こされます。原因となるウイルスは、子宮頸がんの発症にも関係している型と同じです。
痛みなどの自覚症状はほとんどなく、恥ずかしさから放置しておくと診断時には既にかなり大きくなっていたというケースも少なくありません。