Hyperplastic polyp 胃の過形成性ポリープ

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胃の過形成性ポリープとは

過形成性ポリープは、胃に発生するポリープの一種で、赤みが強く凸凹した表面を持ちます。炎症により胃粘膜の容積が増加することで形成され、0.5~2%程度と頻度は高くないもののがん化の報告があります。
ピロリ菌が感染した状態で発生することが多く、ピロリ菌の除菌治療を行うことで縮小や消失が期待できます。特に萎縮性胃炎といった炎症性の状態がある胃に多発し、過度に赤い場合はラズベリー型胃がんと鑑別を要します。
サイズは10mm以下が一般的ですが、場合によっては30mmを超えることもあります。
ポリープは胃のどの部位にもできる可能性があり、単発または複数の形で発生し得ます。発見された際には、ピロリ菌の除菌治療後も年に1回程度の定期的な内視鏡検査が推奨され、経過観察を行うことが重要です。2cm以上の場合は注意が必要とされています。
特に、がん化のリスクを念頭に置きつつ、早期発見と適切な治療を心がけることが大切です。

胃の過形成性ポリープの症状

胃底腺ポリープや過形成性ポリープは、ほとんどの場合無症状で、偶然受けたバリウム検査や内視鏡検査で発見されることが多いです。しかし、ポリープが成長する場所によっては、特有の症状に気付くことがあります。特に胃の出入口に形成された場合、ポリープの成長に伴い、食物の通過が妨げられ、胸やけや嘔吐といった症状を引き起こす可能性があります。
また、過形成性ポリープは血管が発達しやすいため、食べ物が接触すると出血する可能性があり、これが持続すると鉄欠乏性貧血の原因にもなり得ます。
健診時に発見されることが多いため、定期的な検査が推奨されますが、自覚症状が出た場合は早めの医療機関受診が重要です。

胃の過形成性ポリープの原因

過形成性ポリープは、主にピロリ菌感染による慢性胃炎が原因で発生します。ピロリ菌が胃に感染すると胃粘膜に持続的な炎症が起こり、この炎症が胃粘膜の細胞に過形成を引き起こします。この過程で発生するポリープが過形成性ポリープです。ピロリ菌の感染がある場合は、胃がんのリスクも高まるため、除菌治療が推奨されます。
除菌後にはポリープが縮小または消失することも報告されており、感染の早期発見と対応が重要です。また、ポリープががん化する可能性があるため、年に一度の内視鏡検査を受けることが薦められます。
PPI(酸分泌抑制剤)の内服によってもピロリ菌未感染胃にポリープが生じるケースがあるため、治療中は定期的な医師の診察を受けることが大切です。
ピロリ菌感染と過形成性ポリープには関連があり、早期診断と適切な治療が求められます。

胃の過形成性ポリープの治療法

過形成性ポリープは基本的に良性であるため、多くの場合、がん化することはほとんどありません。
しかし、特定の条件下では切除が必要になります。たとえば、ポリープが大きい場合や出血が見られ貧血の原因となっている場合、さらに胃の出入口を塞ぎ嘔吐や胸やけを引き起こしている場合には、内視鏡での切除が検討されます。
まれにがん化が疑われるケースでも切除が行われます。
ポリープの診断には組織の一部を採取し顕微鏡での検査が必要です。基本的に過形成性ポリープは2cm以上になるとがん化のリスクが高まるため、年に一度の胃カメラ検査での経過観察が推奨されます。
さらに、ピロリ菌感染が確認された場合は、除菌治療が効果的で、この治療によりポリープの縮小や消失が見込まれることがあります。
切除したポリープは病理組織検査で詳細に調べ、がんの有無や治癒切除の確認が行われます。ポリープに関する不安がある場合は、消化器内科専門医の診察を受け、適切な対応を進めてください。

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